世界には辛い唐辛子がたくさんあり、毎年辛さランキングが作られています。このランキングは辛さを測る「スコヴィル値」で決められるのですが、今回はこのスコヴィル値について調べました。
辛さの単位「スコヴィル(スコビル)値」
スコヴィル値(SHU)とは、唐辛子の中にカプサイシン(辛味物質)がどれほど含まれているかの割合を示す辛さの単位です。数字は『唐辛子エキス1ccを希釈するのに必要な水の量』を表し、1000SHUの場合「1リットルの水を飲めば感じなくなる辛さ」ということになります。元々は、複数の被験者が少しずつ薄めて飲んでいく、という計測方法でした。しかし、辛さに慣れてしまったり辛味の感じ方に個人差があったり、時間もかかるため、近年では機械測定した数値をスコヴィル値に変換し直して表記するのが一般的となりました。
スコヴィル値の高いトウガラシ
激辛唐辛子として有名なハバネロは、スコヴィル値が10万~45万で2023年現在でも激辛唐辛子ランキング4位に入っています。スコヴィル値に大きく幅があるのは、ハバネロの中にも品種があるためで、一番辛いのが「ハバネロ・レッドサビナ」という品種です。そして、このハバネロの10倍の辛さを持つのが、現激辛唐辛子チャンピオンのキャロライナ・リーパーです。スコヴィル値はなんと300万SHU! もはやどれだけ辛いのかも想像ができませんが、調理時にゴーグル、マスク、手袋、換気が必須、直接触れると肌がただれる場合があるなどの注意が必要と挙げただけでも、とんでもない品種であるということがわかりますね。
デスソースとは?
デスソースは、いわゆる唐辛子を原料としたホットソースです。「デスソース(Death Sauce)」という名前は商品名で、アメリカのガードナー・リソーシーズ社がブレアシリーズのひとつとして製造・販売しています。元々はブレア氏がバーテンダー時代にいつまで経っても帰らないお客に「激辛ソースを塗ったチキンを完食できたら残っていていい」と持ち掛けたことがきっかけで生まれたデスソースは、日本では4種類購入できます。1万SHUの「オリジナルデスソース」、1.5万SHUの「サルサデスソース」、5万SHUの「アフターデスジョロキア」、国内販売では最も辛い10万SHUの「サドンデスジョロキア」の4種類は、どれもタバスコの10倍、20倍、それ以上の辛さです。「Death」と冠するだけあり、辛い物好きさんも要注意のホットソースです。
いかがでしたか?今回は、辛さランキングを決める「スコヴィル値とは?」についてご紹介しました。皆さんが食べたことのある唐辛子は、何スコヴィルくらいか、調べてみるのも面白いですね!
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